2019年9月13日金曜日

今日の観葉植物:ハオルチア「青雲の舞」の株分けと植え替え

 ハオルチア「青雲の舞」の株分けと植え替え


 本日、ハオルチア青雲の舞」の株分け植え替えを行いましたので、流れを書いておこうと思います。

 “最終的な完成形”はこんな感じになりました。

<完成>




<危険な状態>


 しばらく水を時々上げつつ、かなり放っておいた小さい鉢の青雲の舞ですが、わきからどんどん目が出て根元を見ると新しい根も多数出ている子株もあり、また、親株の葉も開いてしまうわ先から萎れ気味になってしまうわで早々に植え替えようと判断しました。
 夏も終わり丁度涼しくなってきたことも相まって、チャンスです。暑い日だと成長せずに根も出にくく枯れて腐ってしまう可能性が高いため・・・。

 さて、元はこのような状態でした。。。

 パッと見、手入れをしていないカイヅカイブキ?の様な、渦を巻いたようにあっちゃこっちゃあに“とっ散らかって”伸びてしまっています^^;
 あと写真には写っていませんが、小さい鉢の底から根がぴょろぴょろ出ていたり。

 まずは引っこ抜いて様子を確認です。根も葉ももろいので慎重に。

 相変わらずですが、上物に対して根が少ないですね。ハオルチアシリーズの特徴でしょうが、よくこれで上物分の水分と栄養補給できるものだなと感心させられます。


 子株脇芽をばらしてみました。また、弱って腐りかけの葉も少しむしっておいて、元株の茎(?)から根が出やすいようにしてみました。

 いくつかの新根が茎中部から出ていて、それよりも下から出ている葉中央部を貫通して土探ししているような「自分の葉を貫通している根」も何か所かありました。痛そう^^;


<仕立て>


 乾き気味の土にした方がいいので、かなりスカスカ系の土類だけで準備しました。
 底から、「ハイドロボール」「赤玉小粒」「観葉植物の土」「赤玉小粒」と層にしてます。もちろん格安100均土のみで^^;
 大鉢には挿し木の様に“だめもと”でブスブスと根の少ないのを差立てただけ。
 中鉢には元々の親株(根がたっぷり)を傾きを強制しつつ仕立て。
 小鉢には脇芽の中でも根の比較的多いものを次世代親株として仕立てました。


 あとはいったんタップリ土に水を吸わせ(一番上の完成形の写真の状態)、風通しと日当たりの比較的良いところ(当て過ぎにならないところ)に置いてしばらく様子見になります。


<うんちく>


 正直、ハオルチア「青雲の舞」はどんどん増えるので神経質に何かする必要が少なく、かなり育てやすい植物だと思います。
 経験上、以下に気を付ければ勝手に育ちますね。

  • 真夏と真冬は成長しにくい→水は最小限のみ、ほぼ上げない方がいい。
    夏は蒸しで腐る、冬は凍って枯れる。目安は30℃以上と0℃以下になる場合等。
  • 日当たりの良いところを好むので明るいところにおく。
    だたし、長い時間の直日はダメ、高温多湿もだけで、すりガラスや明るい反射光と少しの空気の流れがある所が良い。
    また、暗いと葉が伸びてしまうので目安になる。伸びるとかっちょ悪い。
  • 条件が悪いと葉の色が変わったり変な腐り方をするのでたまに様子を見る
  • 一度寒くて葉が赤っぽくなってしまっても暖かく条件が良く成ればきれいに復活する
  • 虫やカビがつかないように、もしついてもすぐ排除する。

 ※あくまでも経験上の個人の主観です。


 ハオルチア系の良いところは、やっぱりかわいさ透明感ですかね。
 青雲の舞も葉先が透明ですがとんがっているので、なるべく短い葉のままで花の様に開いた全体が団子状の株を見ると壮観さと可愛さの両立がとてもいいですね。
 他にも20~30株ほどあるので、うまく育った株があればまた紹介したいと思います。


- PDS PIS 研究室 室長 -





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