[度量衡アプリで鶴見川多目的遊水地の貯水量を入れて、その量がどれくらいなのか雰囲気つかんでみた]
昨今ご紹介しました「度量衡」アプリ(↑)で、台風19号に伴う鶴見川の氾濫を防いだ鶴見川の守護神と称される「鶴見川多目的遊水地」の貯水できる総容量を度量衡に手動追加してTドームと比較してみました。
<台風19号について>
まず、亡くなられた方、今でも行方不明者も多数いて、また、日常の生活もままならない方が多数いる状況かと思います。私も他人事ではなく色々ありますが、少しでも早く、より良い日常に復活できることを心よりお祈り申し上げます。
一昨日のラグビーワールドカップ(日本対スコットランド戦)では試合外でも色々なことがあったようですが、その中でも前日の台風19号における影響はとても大きかったかと思います。交通機関やそもそもの設営・準備なども困難であったと同時に、安全面における判断が一番難しかったのではないでしょうか。
そして「水」、鶴見川の氾濫の危機を幾度となく救ってきている新横浜の「多目的遊水地」ですが、場所は今回の試合会場である「横浜国際総合競技場(日産スタジアム)」の真下とその周辺全体が大きな“臨時の水ため場”になっています。
今回の台風19号の時は、急激に鶴見川の水かさが増した後、自動的に「治水モード」が発動(といっても他の場所よりわざと低く作られた土手を川の水が超え、所定の場所へ流す構造)し、鶴見川自体の水位はそれ以上極端に上がらず鶴見川周辺への越水を防いだといわれています。そしてまだ貯水量には余裕があったとか?(真偽不明)。すごいですね。この場所以外にも、近いところでは「川和遊水地(12万立方メートル)」等もあり、こちらも活躍したのかもしれません。
度量衡に入れてみたいと思います。
「鶴見川多目的遊水地」
総貯水容量は390万立方メートル
約半分が流れ込んで鶴見川の氾濫を防いだとした場合、どれくらいの量なのか?
<度量衡アプリへの追加>
早速入れてみたいと思います。
グループを「単位・容積」に変更し、一番下にある“(新規追加)”を長押し。
係数に 3900000 、単位(表示名)を適当に入れる。
[適用]を押して保存して閉じる。
一覧の一番下に表示されるので、今回は半分貯水されたとして「0.5」を入力。
(Tドームは私が試しに124万立方メートルでさらに入れたものです)
半分の貯水量でもTドームの1.5個分、満杯で3個分以上は溜めれるようです。
半分で学校のプール4000杯分、満杯で8000杯分、東京にあるプールの数が2500超、神奈川が1600超といわれているようなので、まかなえてしまう量ですね(水質は無考慮で・・・)。
逆にそれだけの量の水が、一気に空から降ってきて、数時間で川をいっぱいにして流れ、とある水位を超えたらわざと貯水領域にあふれさせて、川の水が引いたら1~2日で貯水から川に戻す。自然と人間構造物のまたがったすごいナチュラルなシステムですよね。
度量衡アプリからは話がだいぶズレたことになってしまいましたが、こういう自然災害に対する仕組み(システム)にならきちんと税金使って安全確保の充実と、積極的な利用状況・成果のアピールをもっとしてもらえたらと思います。
- PDS PIS 研究室 室長 -
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