2019年11月5日火曜日

》Windows10:システム管理者向けのお勧めショートカット

Windows10のショートカット(システム管理者向け)


 まもなくWindows7も終わりが近づき、Windows10化も一般的になっているかと思います。が、スタートメニュー内も縦長になってしまったり、微妙に場所が変わったり。。。
 今回ここでは"システム管理者向け”と銘打って、絶対に覚えておいた方がいい、おすすめ5つの"ショートカットキー”を載せておきたいと思います。
 [Win]+[r]
 [Win]+[x]
 [Win]+[i]
 [Win]+[Pause]
 [Ctrl]+[Shift]+[Esc] ←キーボード左縦3つでOK


<おすすめ5つ>


[Win]+[r]


 「ファイル名を指定して実行」ダイアログを起動する。

 実行コマンドがわかっている場合はここからアプローチするのが早い場合があります。
 例えば以下のようなコマンドはそのまま起動できます(他も多数あり)。

  cmd :(シンプル)コマンドプロンプト起動(←便利度★)
  msconfig :古くからのWindows起動設定系ダイアログ表示
  regeit :レジストリ エディターの起動
  control :コントロールパネルの起動(←便利度★★)
  notepad :メモ帳起動
  explorer :エクスプローラー起動([Win]+[e]の方が早いが)

 主に、他のウインドウを開かずにダイレクトに起動したい場合(メモリの影響などで)や、マウスの調子が悪い(壊れて動かない/ドライバがおかしい)場合、カーソルが固まる、画面フリーズ?、キーボードから手を放したくない等の時に有効な方法でしょうか。
 これすら立ち上がらないトラブル状況だと、文字通り「にっちもさっちもいかない」場合が多いですかね。あと、コマンド名を覚えていないと意味がないので必要なら覚えましょう。



[Win]+[x]


 スタートメニュー部分に、クイックリンクメニュー(↓正式名称かは自信なし)を開きます。

 結構便利なリンクが多く含まれているので重宝します。特にコマンドプロンプト。
  イベント ビューア
  デバイス マネージャー
  ネットワーク接続
  ディスクの管理
  コンピュータの管理
  コマンドプロンプト
  設定
 等の項目はここから行くのが良いと思います。
 ただし、ここにコントロールパネルは無いので要注意です。しょうがないのでコンパネ開く場合は[Win]+[Pause]の項目にある方法がよいかと。
 また、この中にある「システム」は従来のシステムではなく、Windows10のシステム表示です。そこから従来のシステム情報に行くにはウインドウを広げた時に出てくる右上にある「システム情報」をクリックする必要があります(エクスプローラの"PC”のプロパティや、ショートカット[Win]+[Pause]の画面)。

 面倒なので直接システム情報や環境変数設定ダイアログ等があっても良さそうと思うのですが。。。



[Win]+[i]


 「Windowsの設定」ウィンドウが起動します。Windows10のこれ(↓)ですね。

 正直言って、トラブルが起きている時間の無い時にここから目的の物を探すのは慣れません。じっくり時間のある時にここからしか行けない物をWindows10として操作していくなら良いのですが。
 また、過去のアップデートでも配置や構成が変わってきた経緯も踏まえるとマニュアル作成としてもこのルートは厳しいのかもしれません。今後変わらないことを期待したいところです。とは言いつつも、アプリやWindowsUpdate、回復、バックアップ等にアクセスするにはここからの方が早いと思うので時と場合で使い分けになります。こちらの方が慣れているという方はこのショートカットを覚えておくといいかもしれません。



[Win]+[Pause]


 これはシス管する上で知っておいた方が良いと思います。特にWindows7以前から良くこの画面(↓)を使っていた古株の人は。ーー;
 「システム」情報が直で立ち上がります。Windows7でもあったのですが使っていた人は少ないんじゃないでしょうか。

 左上から使うものは二つだけで済みますかね。
  ★コントロールパネル ホーム
  (デバイスマネージャー :下のハードウェア内へデバイスマネージャ同等)
  (リモートの設定 :下のシステムの詳細設定内のタブへリンク)
  (システムの保護 :下のシステムの詳細設定内のタブへリンク)
  ★システムの詳細設定 :ドメイン、コンピュータ名、環境変数やパフォーマンス(仮想メモリ、移動プロファイル)、システムの保護、リモート等
  
 ★あとはWindowsプロダクトキーを確認したり変更するのもここが早いと思います。



[Ctrl]+[Shift]+[Esc]



 これもシステム管理者する上で、障害やトラブル発生時には知っておいた方がいいショートカットです。
 「タスク マネージャー」が直で立ち上がります。
 3キー同時押しですが、左手だけで簡単に押せるのと、一部のキー配列を除き一番左の列に全てあるので、まず忘れることはないです。
 そして、障害やトラブルでマウスが怪しかったり重い時でもキーボード操作なので安心して起動できます。

 最初はダイアログ下にある「詳細」を押して、上の画面を出す必要があります。
 タブとしては増えていたり名称が変わっているので要注意です。
  プロセス
  パフォーマンス
  アプリの履歴
  スタートアップ
  ユーザー
  詳細
  サービス

 何はともあれ、障害やトラブルの原因追及の一端として状況を観察するために「まず最初にすべき操作」といってもいいかもしれません。



<まとめ>


 今回は「システム管理」する上でWindows10をサクッと操作するショートカットキーを書き出しました。
 もちろん[Win]+[e](エクスプローラー起動)や、コピペ、ロック、タスク切り替え等一般的によく使うものはほかにもたくさんありますが、まずはシステム管理するために覚えておいた方がいいものだけをピックアップしましたので使っていただければ幸いです。

 5つの道具(主に使うべき順番)
 [Ctrl]+[Shift]+[Esc] ←キーボード左縦3つでOK
 [Win]+[Pause]
 [Win]+[i]
 [Win]+[x]
 [Win]+[r]


<他のWindows10記事>


2019年8月23日》コマンドプロンプトの透過

2019年7月25日》スタートアップフォルダの場所

2019年7月8日》エクスプローラーの不要フォルダ非表示


- PDS PIS 研究室 室長 -

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