タスクスケジューラの設定をCSV形式のASCIIで一括確認
運用していく中でいくつものタスクスケジューラを駆使して自動的にバックアップやデータ連携、自動変換処理など行うことも多いと思います。
GUIで表示・確認・比較するにしても設定項目数があまりにも多く、タスクスケジュール数も多くなると管理するだけでも一苦労です。
そんな時はコマンドプロンプトを使って文字にして出力しておくと縦に設定を確認するのも容易なのでお勧めです。
<出力方法>
・コマンドプロンプトを立ち上げる
例)キー[Windows] + [r] にcmd.exeを入力し実行
※すべてのタスクスケジューラを出力したい場合はコマンドプロンプトを「管理者モード」で立ち上げる必要があります。例)キー[Windows] + [x] → コマンドプロンプト(管理者)。
・適当な場所にcdして出力先に移動しておく
例)cd C:\temp
・コマンド「schtasks」を使ってcsvファイルを出力する
例)schtasks /query /fo csv /v > tsk.csv
・Excelで上記出力ファイルを開く
※Excelない場合はメモ帳でも可(見にくいですが)。
・必要に応じて内容を確認、前回との比較、変更前との比較等使用可
<基本出力項目>
"ホスト名",
"タスク名",
"次回の実行時刻",
"状態",
"ログオン モード",
"前回の実行時刻",
"前回の結果",
"作成者",
"実行するタスク",
"開始",
"コメント",
"スケジュールされたタスクの状態",
"アイドル時間",
"電源管理",
"ユーザーとして実行",
"再度スケジュールされない場合はタスクを削除する",
"タスクを停止するまでの時間",
"スケジュール",
"スケジュールの種類",
"開始時刻",
"開始日",
"終了日",
"日",
"月",
"繰り返し: 間隔",
"繰り返し: 終了時刻",
"繰り返し: 期間",
"繰り返し: 実行中の場合は停止"
<Excel表示例>
(なるべく全体が見える様、畳んでます。)
<主な用途>
・現在の設定状況の確認、間違い探し
・お客様へのエビデンス
・変更前の状態残し、バックアップ
・他のサーバーへの移植用参考情報
・サポート問い合わせ時の情報収集展開
・実行状況、結果の記録残し(タスクスケジューラの結果をタスクスケジューラで上記コマンドを実行させ残しておく等)
完全ではないですが、大まかにはかなり使える抽出方法かと思います。
- PDS PIS 研究室 室長 -
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