< Windows MS-DOS コマンド プロンプト “SET” >
このご時世、Windowsで“コマンドプロンプト”を使って何かしなければいけないというシーンはそんなに多くないのかもしれませんが。。。
これらのMS-DOSコマンドだけは最低限覚えておきましょう!というものを取り上げていこうと思います。なお、MS-DOSコマンドにおいて大文字小文字は同一ですので気にしないでください。
- 「set」(せっと)←①今ここ
現在の環境変数を表示等 - 「dir」(でぃーあいあーる)
現在のディレクトリ(フォルダ)内の情報表示 - 「cd」(しーでぃー、ちぇんじでぃれくとり)
ディレクトリ(フォルダ)のカレント(立ち位置)移動 - 「C:/D:」・・・
現在のドライブのカレント(立ち位置)移動 - 他「copy」「del」「mkdir」「ipconfig」「cmd」「ping」・・・等は追々として
“ちょっとした事”で何かを確認する時には(私の場合)コマンドプロンプト使ってしまいます。
なぜか?と問われると答えるのは難しいですが、慣れ意外にも、“ユーザーインターフェースが変わりすぎっ!”というのはあるかもしれません。
- コントロールパネルの表示(とそこまでの経路)
- 設定系アイコン、何がどこにあるのか、あれとそれは同じ?違う?
- そもそものスタートメニューの構造がわかりにくく、深い
- ログインユーザーごとにカスタムしてたり表示条件が違う
ありとあらゆるパターンを習得しても、Updateで変わってしまったりする。ので、基本コマンドプロンプトでできることであればそっちで覚えた方が一石三鳥なんですよね。
例えば、“今の自分のコンピュータ名”と“ログインユーザー名”を知りたい・相手に伝えたいという時、“GUIでとっさに確認”って皆さんどうやりますか?ちゃちゃっとできる人ってどれくらいいるものなんでしょうか?
(ちなみに私は一瞬戸惑いました。あれ?えーっと、ん?。。。GUIという条件を付けられると、どのルートで行くのが一番早いのか考えてしまいます。)
>>>コマンドプロンプトを立ち上げるには<<<
- 左下スタートメニューの「Windows アクセサリ」じゃなくて(Windows7だとアクセサリの中なんですよね・・・)、「Windows 管理ツール」でもなく、「Windows システム ツール」にありまして。
※右クリックしてスタートにピン止めしておくことをお勧めします。
ほかの立ち上げ方法は、
- 「Windowsキー」+「x」を押し、コマンドプロンプトを選択(正し、powershellからコマンドプロンプトにタスクバー内の設定を変えているユーザーに限る)。
- 「Windowsキー」+「r」を押し、実行するプログラムとして“cmd”を入力し実行する(ただし、厳密にはコマンドプロンプト画面ではなくcmd.exe直実行になる)。
※↑こういう変化やバリエーション、設定による、等がマニュアル作り・版管理のロスになったりしますね。
コマンドプロンプトを立ち上げられれば、「SET」コマンドだけでわかります。
set
これだけで実行すると現在のすべての環境変数が表示されます。
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(↑見えても問題の無いところだけに端折ってます。)
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その中から
COMPUTERNAME=TestPC01
という行の右側がコンピュータ名(尚、会話の中ではマシン名やノード名と呼ぶことも)で、
USERNAME=TestUser01
の右側が現在ログインしているユーザー名(別名サインイン名等)です。
もし、ドメイン(別名ActiveDirectory)管理下にあるユーザーの場合はそのドメイン名も重要になるので
USERDOMAIN=TeatAD01
の右側もユーザー名の一部(上位)となりえます(上の例ですと「TeatAD01\TestUser01」となります)。
表示が多すぎて。。。というばあいは、「set comp」や「set user」と頭の文字を入れることでそれに合ったものだけが表示できます。
ほかにも環境変数で大切な記述の設定値もありますし、その端末、そのユーザーでの動作環境という意味ではトラブル調査でも意外と使うことが多いコマンドです。
例:ユーザーAでトラブルが起きていて、Administratorユーザーで調べたけど問題がなく、よくよくユーザーAで調べたところ、ユーザーAのユーザー環境変数に余計なものが入っていた/間違っていた、等。
また、そのコマンドプロンプト中における環境変数の設定(代入)や、演算、プロンプトの文字入力受付(待ち)、値の置換、切り出しなどにも使ったりしますが、これは主にバッチを組んで実行する時くらいでしょうか。
詳しく知りたい場合は、他のコマンドも共通ですが、
SET /?
を実行するとそのコマンド単体のヘルプが表示されますので確認してください。
ー PDS PIS 研究室 室長 -
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